『英語の60音®』は、従来のフォニックスを言語学の関連分野に遡って研究し直し、再構築することで効果を高めた、新しいフォニックスです。英語に存在する全60音(詳しくは下に。)を体系的に網羅しているため、学習者は効率よく、効果的に発音を矯正することができます。

『英語の60音®』には、『英語の60音表』があります。『英語の60音表』は、日本語でいうところの「あいうえお表」のようなものです。『英語の60音表』には、英語の全音が普通のつづりで整理されています。英語の全音がわかれば、正しい発音がしやすくなります。

『英語の60音®』には、発音記号がありません。『英語の60音®』は、日本語の「あいうえお表」と同じように、普通に使う英語の文字でできています。一般的なことをいうと、英語ネイティブは発音記号を使いません。英語ネイティブは、つづりを見て、正しい発音をします。これと同じことを、日本人もできるようにと考えられているのが、『英語の60音®』です。発音記号をスキップすることで、大幅に効率よく、素早く正しい発音ができます。

60音?…英語の音は44音素(または45音)ではないの?
「英語の音はいくつあるの?」という問いに対して、44音素や45音という数え方があります。これは、英語の音を音素記号や発音記号で数えた場合の数です。英語の音を、一度「音素」という単位に分解してから整理しているので、数が少ないわけです。音素記号や発音記号を知っていると、発音を辞書で確認できるので便利ですし、言語学的な視点から発音の研究を深めるのにも役立ちます。
ただ、発音学習をこうした記号だけに頼ると、英語ネイティブのように、単語を見てすぐに正しく発音する力は身につきません。いちいち辞書を引かないと発音がわからないことになりますし、新しい単語を覚えるたびに、発音記号の文字列も合わせて覚える必要も出てきます。英語ネイティブのように、単語を見ただけで正しく発音する力を身につけておくのに越したことはありません。
『英語の60音®』は発音記号を使わずに、英語ネイティブのように英単語を読むために、普通のつづりで音を整理しているため、60音になっています。

発音記号の知識は無駄になる?
英語の60音®を学んだあとも、すでに獲得した発音記号の知識がある方は、これまで通り発音記号を使えます。ただ、発音記号を見なくても読み方を推測できるようになるので、発音記号の使用頻度を絞ることができるようになるのと、人によっては、発音記号への理解が深まったと感じられるかもしれません。英語の60音®は、英語音声学、音韻論の音体系に完全に準拠していますので、発音記号と合わせてもご利用いただけます。
もっと詳しく
🌿 【図解】ネイティブ発音脳まるわかりノートをご覧ください。
🌿 講師紹介ページの「英語の60音®について」も合わせてご覧ください。