こんにちは。
さて、今回のポイントはつづりの ou と、gh です。
doughnut ←赤いところ
まず、ou は、アルファベットの o と同じように読まれます。
すなわち、[オゥ]と読まれます!
英語には「礼儀正しい母音(polite vowel)」と呼ばれるルールがあって、
母音が2つ並んだとき、後ろの母音が前の母音に譲ることになっています。
そこで、ou の場合は、u さんが o さんに対して「わたしは遠慮しますから、どうぞ。」と言っているわけです。
それで、ou は[オゥ]と読まれることになりました。
さて、gh ですが、gh はこの単語では読まれません。すなわち、無音になります。
問題は、どうしてか。
gh には、長い音の後ろにつくときは無音になるというルールがあります。
英語ネイティブは、アルファベット読みの o[オゥ]を、「長い音だ」と感じます。
一方、アルファベット読みしない場合の o 、たとえば hot(熱い)の o[オ]を、「短い音だ」と感じます。
そこで、doughnut では ou が長い音なので、gh は無音になります。
さあ、doughnut の発音をやってみましょう!
分解すると
d[ドッ]+ ou[オゥ]+ gh[読まない]+ n[ヌ]+ u[ア]+ t[トッ]
で、まとめると
[ドォゥナットッ]!です。
ou のところに強勢(強く読む部分)があるので、[ドォゥ]のところに力を込めましょう。
ちなみに、英語ではパン生地のことを bread dough 、クッキー生地のことを cookie dough 、ケーキの生地のことを cake dough といいます。
つまり、dough って「生地」っていう単語なんですね!
ドーナツって、dough と nut がくっついてできた語なんですね。
上で説明した ough のつづりと発音は、こんな語にも使われています。
though(~だけれども)
自分で(発音を)見極められるようになるべき
上で解説した発音方法は、ネイティブが普通に使っているものです。
英語のつづりは、ちゃんと音を表しています。
つづりを読み、発音を明確に見極める技術について、まとめて【図解】しています。↓↓