よくある大きな間違いがあります。
それは、ネイティブ発音を目標にすることです。
というと、ネイティブ発音以下でOK?-と思うかもしれませんが、
そうではありません。それどころか、全く逆です。
ネイティブ発音を目標にするというのは、上の絵のような感じです。
ネイティブ発音にあこがれて、ネイティブ発音を目指してがんばります。
こういう人は、ネイティブ発音を何回も聞いて、真似したりします。
でも、この方法の効果が限定的であることには、多くの人が気づいています。
やってみてもあまりうまくならないので、「やっぱり自分には無理か」とあきらめてしまいます。
ここで、ネイティブの立場に立って考えてみましょう!
ネイティブにだって、目標はあります。もっとうまく発音したいと考えています。
人前で話すとき、大事な商談があるとき、家族に心からの気持ちを伝えたいとき・・
ネイティブだって、より良い発音をする必要があるのです。
こんな場合、ネイティブは、「正確に、クリアに」発音しようと取り組みます。
わたしたち日本人が見落としがちなのは、ネイティブ発音にはその上があるということです。
だから、ネイティブ発音を目標にしないで、その上-ネイティブと同じゴールを目指してみましょう。
正確に、クリアに
正確、クリアな発音を、ネイティブがどうやるのかというと、
1音1音を、明確に発音します。
難しそうに聞こえますか?
目標が高くなって、より難しいのかと思いきや、実際はその逆です。
この方法で取り組むと、発音は、日本人にとって逆にわかりやすいものになります。
本物の発音は、理にかなっていて、わかりやすいのです。
大切な意識の転換
正確でクリアな発音というのは、この記事を書いている英語発音トレーナー、ウィンクラー香織の専門分野です。
正確でクリアな発音ができれば、通じない、聞き返されるということが無くなるばかりでなく、
ネイティブと競っても負けないくらい、わかりやすい発言をいつでも堂々とできるようになります。
英語でも “自分らしく” 話すことができるようになります。
もし、『【図解】ネイティブ発音脳まるわかりノート』をまだ読んでいない方は、ぜひ読んでみてください。
これを知って、考え方を変えるだけでも、学習に対する取り組み方が大きく変わってきます。